グリム姉妹の事件簿1


グリム姉妹の事件簿1

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書評/ミステリ・サスペンス

両親が失踪し、孤児院で暮らすサブリナとダフネのグリム姉妹は、死んだはずの祖母に引きとられることになった。疑惑を深めるサブリナをよそに、妹のダフネは祖母だというレルダにすっかりなついてしまう。レルダによると、一族はかのグリム兄弟の子孫で、町に住むおとぎ話の登場人物たちの見張りをしつつ、代々探偵業を営んでいるというのだ。おかしな町でおこるおかしな事件に幼い探偵姉妹が大奮闘。〈グリム姉妹の事件簿〉第1弾。訳者あとがき=三辺律子

御伽噺の登場人物たちがたくさん出てきて、事件を巻き起こすシリーズ1作目。今回は、「大男出現事件。」捜査に向かったおばあちゃんは、大男に誘拐され、サブリナとダフネはおばあちゃんを助けるため、奮闘します。魔法の鏡、魔法の靴、空飛ぶ絨毯などなど。。。捜査の過程で、サブリナとダフネはグリム兄弟の子孫であること、しかも魔法の契約によって、エバーアフター(人間や一般動物でないものたち)たちと、この町に深くかかわっていることを知ります。両親の失踪もそのせいらしい。

グリム一家とエバーアフターたちの間には確執があるようで、おばあちゃん救出作戦も一筋縄ではいきません。

創元版のイラストは影絵風でとても素敵ですが、PB版のイラストもいいですよ。

The Fairy-Tale Detectives (Sisters Grimm)

The Fairy-Tale Detectives (Sisters Grimm)
Michael Buckley