大野更紗「困ってる人」

ビルマの難民を支援するべく奮闘していた女子大学院生が難病にかかり、日本の医療制度の中で自らの「難」に向き合う中で知った現実に対する考察と、彼女の闘病をユーモア溢れる文章で綴った本。


彼女の病状、治療の痛みに関する描写を読むときはとても辛かった。自分が痛みに弱いせいもあると思うが。。。

難民と難病。どちらにも使われている「難」にこだわりながら、自分の置かれた状況を冷静に描写しているところがすごい。本に書かれたことは、一部でもっともっと大変なことがあったことは想像に難くない。

彼女が提起した様々な問題に対して、私には何ができるのか。まずは、自分の仕事を通じてできることをやろう。


困ってるひと

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