永遠の女王

愛しいアッシュリンはサマーコートの女王。夏至が近づくにつれ、サマーキングに強く惹かれてしまうことは覚悟していたはずだった。それでもセスは人間である自らに対し、いらだちをおさえられなかった。永遠の命さえあれば。だが人間を妖精に変えることができるのは、ハイコートの女王だけ。コート間の思惑が、恋人たちを翻弄する。ロマンティック・ファンタジーの決定版第3弾。

「妖精の女王」「闇の妖精王」に続く第3弾です。これまでの経緯等もかかわってくるので、順番通りに読むことをお勧めします。

さて、1巻のネタバレをしなければどうしても感想を書くことができないので、少しネタバレしてしまうことをお許しください。


1巻でサマーコートの女王となることを選んだアッシュ。それでも、セスとはこれまで通り、恋人としてつきあっています。しかし、アッシュは妖精、セスはただの人間。サマーコートの王であるキーナンは、いずれセスが死んだ後にアッシュを自分のものにするつもりで、虎視眈々と狙っています。セスは、キーナンの狙いをわかっているのですが、永遠に生きるアッシュのことを、自分亡き後大事にしてくれるであろうキーナンと、アッシュの絆を複雑な思いながらも容認してきたのでした。しかし、ホンネでは、キーナンなんかに渡したくはない!(そりゃあそうです。キーナンって本当に最低野郎ですから)悩みながらも、耐えていたセスにある機会が...

シリーズ読み通してきて、キーナンにイライラしてきたんですが、アッシュの態度にもイライラ。。。セスは、もっといい女を探したほうがいいんじゃないのー?と思っていたら、文庫本の解説者さんも同じ気持ちだったらしい(笑)

1巻を読んだときには妖精モノ恋愛YAという雰囲気だったのですが、4つのコートの思惑も入り乱れてきて先が読めない展開になってきてます。


あ、ちょっと気持ちよかったのがドニアですね。よく言ったぞ!!


永遠の女王

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書評