テメレア戦記II 翡翠の玉座
テメレア可愛い〜。ローレンスがんばれー!!が一番の感想。
内容(「BOOK」データベースより)
テメレアは、いまや美しき成竜となった。英国がナポレオンの猛攻に苦しむなか、中国がテメレアの返還を求めてくる。事態を収拾するには、彼の地へ行くしかない―。長き航海のあいだ、数々の困難に耐え、盟友ローレンスとの別離の恐怖に怯えながらも、テメレアは故郷を目指す。そこに待ち受けているものは。
中国の返還要求に対し、テレメアは隔離され、ローレンスは海軍大臣に召還されます。この大臣がほんっと嫌なやつで読みながらいらいらしっぱなし。「もうぼくをおいて行かないで」なんてでっかいドラゴンに言われちゃったら、ローレンスも私もいちころですよ。
テメレアとローレンスは、中国へ旅することになるのですが、そのためにアリージャンス号に乗り込みます。その船長はトム・ライリーです。前回ではちょっと頼りなかったですが、今回はローレンスといい勝負ができそうな男に成長してました。
物語の殆どは洋上。ライリー率いる水兵と、ローレンスたち空兵、そして中国関係者が同じ船に乗るわけですからトラブルが続出します。ローレンスも苦労します。満身創痍のローレンスを心配するテメレア、可愛いです。
テメレアの方は、人生初の風邪をひいてしまって大変な思いをします。ドラゴンのくしゃみなんて想像できない(笑)。洟をかむために穴を準備してそこに何かの葉?を入れてあるそうなんです。ケインズに薬を飲まされたときのテメレアもかわいい〜。おまけに今回はテメレアの初恋!それを知って嫉妬する(笑)ローレンス。いやあ、楽しみました。
とにかくテメレアが可愛くて、満足です。
一方クルーたちは今回もたくさん(涙)死んで行きます。ああ、もう本当に悲しいです。そして、中国のドラゴン事情が明らかになるのですが…びっくりです。そしてそれは、テメレアにもローレンスにも強い影響を与えます。この辺今後の展開が楽しみです。
さて、物語は驚きの結末を迎えますがまたもや次作への始まりにすぎません。洋書は買ってあるのですが難しそうで未挑戦。オーディオブックはHis Majesty's Dragonを今聞いているところなんですが、難しい。テメレアは可愛いけど。