ブリジンガメンの魔法の宝石 アラン・ガーナー

ブリジンガメンの魔法の宝石
ブリジンガメンの魔法の宝石

著:アラン・ガーナー|出版社:評論社|発売日:2000|単行本|4566010813|

20世紀のイギリス。
スーザンとコリンの兄妹は,オールダリーのモソックさんの家に預けられた。外地に赴任している父親の元に半年間,母親が出かけていかなければならなくなったからだ。モソックさんの家は「丘」のひだの一つにあり,周りには魔法使いの伝説がある土地が広がっていた。
スーザンは,母親からもらった宝石「涙」を腕につけていたが,これが実は太古から伝わる魔法の宝石だったのだ。
コリンとスーザンは,この宝石を巡って魔法使いたちの争奪戦に巻き込まれ,危険な旅を始める。""

現代(といってもちょっと昔)のイギリスの田舎で繰り広げられる冒険。魔法使いだけでなく小人やトロール、魔女に妖精などなどが出てくる出てくる。それが,全然不自然じゃないところがすごい。全知全能なのかと思われる魔法使いも実はちょっとヌケているし,コリンもスーザンも勇気の塊ではない。
少しずつ成長していく子ども達の姿もとても好ましい。

しかし,地下の横穴くぐり。絶対やりたくない…