黄金の羅針盤         フィリップ・プルマン

黄金の羅針盤—ライラの冒険シリーズ〈1〉
黄金の羅針盤—ライラの冒険シリーズ〈1〉

著:フィリップ・プルマン , 他|出版社:新潮社|発売日:1999/11|単行本|4105389017|

両親を事故で亡くしたライラは、お転婆な11歳の女の子。そんな彼女のまわりで子供が連れ去られる事件が起きる。どうやら北極で子供たちが何らかの実験に使われているらしい。ライラと彼女の守護精霊は子供たちを助けるために、船上生活者ジプシャンに同行する。世界に6つしかない黄金の羅針盤を持って北極へと向かったライラだったが…。世界的ベストセラーの冒険ファンタジーカーネギー賞、ガーディアン賞ほか、数々の賞に輝く。""

ライラと彼女のダイモン(守護精霊)は、調理場からは見えないように、うす暗い食堂の一方の窓ぎわを慎重に進んでいった。

この、最初の一分でグイッと引き込まれました。なんか、ツボにはまりました。特集ページでも作りたい気分。

オックスフォーフォード大学のジョーダン学寮で暮らすライラは、お転婆で近所の子供たちのボス格の少女だ。嘘をつくのも屋根に登るのも得意で、好奇心の固まりのよう。そのライラが、潜入していた部屋である謀が行われようとしていた。ライラは、冒険の中へ・・

という物語なのだけど、詳細は省きます。これから読む人のお楽しみにとっておきます。
登場人物が、とにかく魅力的。イオレクやファーダー・コーラム、ジプシャンや魔女たち。そして、何よりダイモン。ライラとそのダイモンであるパンタライモンとの繋がりの深さといったら!私も、ダイモンが欲しいーーーーー!!
とにかく読む価値あります。とってもおもしろい。次巻が出るのが待ち遠しい。