魔女集会通り26番地 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

魔女集会通り26番地
魔女集会通り26番地

著:ディアナ=ウィン=ジョーンズ , 他|出版社:偕成社|発売日:1985/01|単行本|4037262606|

キャット・チャントは、男の子。両親を不慮の事故で亡くし姉のグェンダリンと親戚を探していました。グェンダリンは魔女でした。この世界では魔法が、あたりまえに存在しているのです。二人は、両親のいとこにあたるクレストマンシーに引き取られました。
ところが、グェンダリンはいつも人の注目を集めていたい性格で、しかも以前魔法を習っていたノストラムスさんのいれ知恵もあり、「世界を征服したい」という野望を持つ女の子だったので、おとなしくしているはずはありません。様々なとんでもないいたずらを魔法で引き起こし、その魔法の力の大きさにキャットは、いつも驚いていました。ところが、ある事件でグェンダリンがいなくなり、キャットは途方にくれてしまいます。グェンダリンの不始末の責任をとらなくてはならなくなったのです。
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ずーっと読みたかった「魔女集会通り26番地」。
私の読書空白の時代に発行された本で、近隣の図書館にもなく、NETで知ってからずっと探していたのだが、ようやく読むことができました。
作者は、「ハウルシリーズ」を書いたダイアナ・ウィン・ジョーンズ。次回のジブリ作品の原作となりそうな話しも出ています。 とにかく、グェンダリンの性格が半端じゃなくすごいですよ。女王様って感じで。絶対近くにいてほしくないタイプ。で、キャットも最初はいるのかいないのか、わからないくらいの生気のない・…。
そのキャットが、だんだん成長していく様子が、おもしろく書かれています。後半、どんでん返しもあって、愉しめる物語です。
でも、残念なことに絶版。現在
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3507
にて、復刊運動中。読んでみたい方はご協力くださいね。
図書館をさがせばあるかもしれません。
そして、この続編が8月末に徳間書店から発売予定。こちらも楽しみです。
2001-08-11