魔法の庭(1) 妹尾 ゆふ子

魔法の庭〈1〉風人の唄
魔法の庭〈1〉風人の唄

著:妹尾 ゆふ子|出版社:プランニングハウス|発売日:1999/03|単行本(ソフトカバー)|4939073076|

南方の軍勢が往生にいたったそのとき、北方王国最後の姫イザモルドは、「凍れ、凍りつけ、我が大地よ!」と呪いの言葉を吐いた。北の大地は主の言葉に従い、南方軍を追い払ったが、生き延びた民さえも葬り去った。そして、数十年<氷姫>イザモルドは、今も魔法の庭でひとり想い人を待ち続けている・・・・。北の大地に春を呼ぶため、もう何年も氷姫の魔法の庭を捜し続けていた妖魔の王は、ついに南方王国のうたびとを道案内に見出した。(裏表紙のあらすじを記載)""

とっても美しい音が聞こえてくるような、ときとして、しん、としているような物語。真っ白な北方のイメージをはじめとして、各場面の描写が印象的。とくに、アーンの水の竪琴が奏でるシーンは好き。私はアーンが、とっても気になる。どんなことが過去にあったんだろうとか、アーンが逃げ込まなければならなかった理由とか、そもそもなぜ、アーンになったのか。。うーん、気になる。メインの物語の他にも、たくさんの物語が隠されている気がする。