陰陽ノ京 渡瀬 草一郎

陰陽ノ京 (電撃文庫)
陰陽ノ京 (電撃文庫)

著:渡瀬 草一郎|出版社:メディアワークス|発売日:2001/02|文庫|4840217408|

時は平安。保胤は「呪い」を行なっている女を封じる。女は鬼と化していた。保胤は安倍晴明の依頼に応じて龍に転じるという外法師の素性を調べ始める。
保胤,清明,吉平,保胤の教え子時継…魅力的な登場人物が生き生きと動き回る。 第七回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作。""

ゆめのみなとさんの感想を読んで読みたくなった本。いやあ,好みの物語でした。ド!つぼでしたね。
何しろ登場人物がいいです。糸目の主人公保胤。小太りの中年清明清明の息子吉平。出てくる人がみんな癖があるけど本質的にいいヤツばっかりで何となくあったかい「陰陽師」物なんですよ。物語も色々な伏線があって,それがきちんと収束されてる。最後も救われる終わり方だし,とっても好きでした。
1巻しか近所の書店になくて,5件回って2,3巻も揃えました。今読んでますが益々いい感じ。