汚辱のゲーム      ディーン クーンツ

汚辱のゲーム 上   講談社文庫 く 52-1
汚辱のゲーム 上 講談社文庫 く 52-1

著:ディーン クーンツ|出版社:講談社|発売日:2002/09|文庫|4062735369|


汚辱のゲーム 下   講談社文庫 く 52-2
汚辱のゲーム 下 講談社文庫 く 52-2

著:ディーン クーンツ|出版社:講談社|発売日:2002/09|文庫|4062735377|

フォークが、栓抜きが、血に飢えた凶器に見える! 美貌の女性ゲーム作家、マーティの心に突如兆(きざ)した残虐な殺人衝動。夫のダスティは精神の均衡を失い消耗していく妻の姿に驚き、原因を探ろうとするが、やがてふたりの周辺で、原因不明の不吉な事件が起き始める。巨匠D・クーンツ、待望の最新サスペンス""

上巻は,とにかくマーティとその親友スーザンの異常な心理状態が仔細に述べられていて,ちょっと気分が悪くなるほど。おまけに犯人がこれまたひどいヤツで,そいつの所業が胸が悪くなるくらい書かれていて,正直読むのをやめようかと思いましたよ。犯人は早くにわかってしまうし,先が読めてしまうかのような展開にちょっとなあ。。。。と思っておりましたら,下巻に入って急展開。あれよあれよという間に物語はハイテンションで進みすっかりクーンツにやられちゃったという感じでした。おもしろかったですよ。あまり書くとネタバレになるのでこの辺で。下巻の解説もおもしろいのです。

クーンツは確か日本を舞台にしたホンも出してましたよね?京都かな。(未読)今回の重要な鍵はなんと「俳句」。犯人も俳句をひねるんですよ
これがへたへたで・・・・。
難をいえば,ゴールデンレトリバーのヴァレイにもうちょっと活躍してほしかったわ。頭痛薬を飲みながら読んだ甲斐がありました。