モスフラワーの森 ブライアン ジェイクス

モスフラワーの森―レッド・ウォール伝説
モスフラワーの森―レッド・ウォール伝説

著:ブライアン ジェイクス|出版社:徳間書店|発売日:2001/12|単行本|4198614628|

いにしえのモスフラワーの森はコター砦を根城とするヤマネコの"千目族"に支配されていた。極悪非道の女王ツアーミナ率いるコター砦軍と森の生きものたちが攻防をくり返す中、ネズミの勇者マーティンは、モスフラワーの正当な統治者、アナグマの闘士ボアを連れもどるという使命を帯びて、"炎龍の高嶺"への危険な旅に出た。"盗賊ネズミ"のガーンフ、モグラの"小えくぼ"、旅の途中で仲間になったトガリネズミの"丸太の船頭"らとともに、マーティンはようやく目的の地にたどりつく。だが、闘士ボアの運命は、モスフラワーとは別のところに定められていたのだった…果たしてマーティンたちは、コター砦の圧政をうち負かし、真の自由と平和を手にいれることができるのか、また、モスフラワーの動物たちの運命は…?前作『勇者の剣』の主人公マサイアスが手にした剣。その真の持ち主、伝説の英雄「勇者マーティン」の物語がいよいよ明らかに!レッドウォール修道院の来歴、謎解き、冒険、そして友情。英米でロングセラーを続けるファンタジー、ますます面白い、シリーズ第二弾

おいしそうな食べ物がずらずら出てくるのがたまりません。
<つんつん><ぎざぎざ>の二匹の子ハリネズミが一人前にがんばるところや,それをかわいくてたまらない大人達の様子がとてもほほえましい。弓隊率いるリスの女族長<琥珀>がかっこいい!耳を失っても敵に立ち向かう姿と常に冷静で隊を把握する姿。凛々しいです。
「殺しほどの悪行はない。たとえ戦争と呼ぼうが,正義と呼ぼうが,殺しは殺しだ。命は大切にしなければ。」
アナグマのベラの言葉。