ドーム郡ものがたり 芝田勝茂

ドーム郡ものがたり (ドーム郡シリーズ)
ドーム郡ものがたり (ドーム郡シリーズ)

著:芝田 勝茂|出版社:小峰書店|発売日:2003/07|単行本|4338193018|

ある国の、ある時代に、「ドーム郡」という地方があった。ドーム郡の歴史に大きな影響をあたえた、心やさしい娘、クルミの物語。ドーム郡シリーズ全3巻、待望の復刊。 ""

作者が見つけたある書物を訳したものという設定から物語は始まる。主人公は、森の中で一人でくらしている少女クミル。ドーム郡の教師になることになったが、ある事件がきっかけでドーム郡を追放されることになった。その処分を取り消すには「コノフの森」へ言って「ヌバヨ」という男を探してこなければならない。ドーム郡に迫るフユギモソウの脅威からドーム郡を救う男だ。旅の途中でクミルは色々な人に会い成長していく。そして、クミルの見つけたヌバヨとは?

人の心の善と悪を学ぶクミルの成長過程を丁寧に書いた作品。でも「かかし」との結末はうーん。。そこまで、感情移入できなかったのは、大人になっちゃったからかなあ。子どもの頃読んでいたらきっとはまったでしょう。