屍鬼〈上〉 小野 不由美

屍鬼〈上〉
屍鬼〈上〉

著:小野 不由美|出版社:新潮社|発売日:1998/09|単行本|4103970022|

人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。未だ土葬をする珍しい地でもある。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増えつづける死者は、未知の病によるものか、それとも、ある一家が越してきたからなのか…。村唯一人の医師敏夫,寺院の跡取り静信はその謎を解明し村を救おうとするが。。""

ようやく上巻読了。登場人物の多さときたら半端ではない。村の住民ほとんどについて言及しているのではないかと思うほど。村民の生活がじわりじわりと恐怖に侵食されていくのに,村民はそれに気づかない。いや気づかないと自分に言い聞かせながら暮らしていることが実に詳しく描かれる。読んでいても上巻ではほとんどおどろおどろしい場面は出てこない。静かなものだ。もちろん,そのままではすまないだろう。なんといっても小野不由美なのだから。上巻終盤で徐々に怖くなってきますよ。

屍鬼」の登場人物の多さときたら。篤ってええっと・・とか恵って誰の娘だったっけ?なんて考えながら読んでいたんだけど,どんどん増える死体(^^;
ついにギブアップしました。登場人物表(相関図)でも作ろうかと思い,「私が思いつくってことは誰かもうやっているはずー♪」とNET検索してみました。そしたらありました。ありました。http://www.lares.dti.ne.jp/~sakki-/fuyumi/siki.html。とっても便利です。