宿命の囁き〈上〉 マーセデス ラッキー

宿命の囁き〈上〉―ヴァルデマールの風・第1部
宿命の囁き〈上〉―ヴァルデマールの風・第1部

著:マーセデス ラッキー|出版社:東京創元社|発売日:2003/12|文庫|4488577067|

アンカー王との戦いに勝利してから5年、ヴァルデマール国で王女エルスペスが刺客に襲われた。一命はとりとめたが、暗殺者は魔法によって送りこまれた可能性が高く、強大な障壁を誇るこの国では起こるはずのない事態。危機感を覚えたエルスペスは自ら魔法使いを探す旅に出た。──

簡単に書くと,うわー,どうなっちゃうの?という感じ。先が気になって気になって。
この「宿命の囁き」は刊行順でいくと4シリーズ目になるわけで,未翻訳の部分もかなりネタバレになってます。(涙)
Heralds of Valdemarシリーズ(女王の矢など)
Vows & Honorシリーズ(タルマ&ケスリーシリーズ)
The Last Herald Mage Trilogyシリーズ(全くの未訳。みどりさんが今読んでおられます)
ときて,このThe Mage Winds Trilogyシリーズの刊行になるわけ。タリアのことや,ヴァニエルとタイレンデル,ステフェンの関係なんかもさらりと触れられてしまうので,まだ読んでないのにーと悔しがりながら読んでます。おまけに人名がたくさん出てくるんで,人物相関図も作ってしまいましたよ。
 エルスペスはとても頭がよくて,自立心に溢れている女性。思ったことをズバズバ言うので煙たがれる傾向があるようだ。私的には好きなタイプ。たくさんの伏線が張られていておもしろくなりそう。