女王陛下の薔薇〈2〉秘めたる花園 三浦 真奈美

女王陛下の薔薇〈2〉秘めたる花園 (C・NOVELSファンタジア)
女王陛下の薔薇〈2〉秘めたる花園 (C・NOVELSファンタジア)

著:三浦 真奈美|出版社:中央公論新社|発売日:1999/12|単行本(ソフトカバー)|4125006253|

失意のうちに帰国し、世間の冷たい目に耐えるエスティ。理想と現実の落差に歯がみする女王、植民地支配の非道に憤るブランカ。今、自分にできることは何?エスティはペンを取り綴り始める。その真摯な言葉は人々に波紋を呼び、思いもかけない高みへと彼女を押し上げていく。薔薇の少女たちの戦いが始まった。""

植民地からやってきたブランカに対する人々の冷たさときたら腹の立つこと。この物語の中で両親の庇護を失った娘は街娼か家庭教師というものすごい2者選択を迫られるらしい。女性が「働く」ということは卑しいこととされるのだ。むう。
エスティは結局新聞社のコラムニストになりペンという剣を手に入れる。女王陛下は割りと策士でなかなかのやり手。これからどうなるのか
2002.09.14 (土)