まなざしは緑の炎のごとく

まなざしは緑の炎のごとく
まなざしは緑の炎のごとく

著:キャスリーン E.ウッディウィス|出版社:ヴィレッジブックス|発売日:2008/01|文庫|4789732479|


1825年のロンドン。両親を亡くしたアメリカ人の娘セリニーズは、裕福な後見人のもとで暮らしていた。だが、後見人が急死し、その親戚の冷酷な男アリステアに家を追い出されてしまった。困り果てたセリニーズは米国に帰る決心をし、船を捜す。運よく、幼い頃にひそかに憧れていた男性ボー・バーミンガム船長の商船が見つかった。が、アリステアが、後見人の遺産を相続するにはセリニーズの存在が邪魔なことを知り、追いかけてくる。ボーは気づいた――彼女の身を守る唯一の手段は、彼女と今すぐ結婚することだと! 不朽の名作『炎と花』につづくヒストリカル・ロマンス巨編。

面白かった。前作よりも,こちらの方がわたしは好き。

相変わらずヒロインは17歳と若いのだけれど,まあ当時のことを考えればこんなものなのでしょう。

船の上では,ヒーローの情熱攻撃をがんばってかわすヒロイン。
互いの思いを確認しあってからは,とことんラブラブで尽くしまくりのヒーローが堪能できます。おまけに幼馴染モノ。ヒロインがしっかりした女の子だし,ヒーローに負けてないし,○○プまがいのこともないしで,楽しく読みました。
(ラスト近くのホームアローンばりの活躍にはびっくりしました。おまけにちょっと笑えました。)

『炎と花』の二人の息子が今回のヒーローなのですが,ブランドンとヘザーのその後も読めてよかったです。翻訳について漢字が・・・という話をチラホラと読みましたが,全然気になりませんでした。