あたたかな雪

あたたかな雪 (MIRA文庫 DM 2-7)
あたたかな雪 (MIRA文庫 DM 2-7)

著:ダイナ・マコール|出版社:ハーレクイン|発売日:2008/01/15|文庫|459691267X|

超能力をもつデボラは、世間から疎まれ、山奥でひっそりと暮らしている。ある日、飛行機の墜落現場で幼い子供と女性が助けを呼ぶのを感じ、意を決して吹雪の山へと向かったふたりに命の危険が迫っていることを予知して。そこで彼女は、幼い子供の家族である青い瞳の屈強な男マイクに出会う。マイクはデボラの能力への不信感を隠そうともせず、魔女でも見るようににらみつけてくる。だが、マイクの手がふれた瞬間、デボラは近い将来、彼と結ばれると予感した。それでも動揺を隠し、雪山でともに生存者の捜索を始めるが……。

犯人に関しては突っ込みどころ満載ですが,面白かったです。ヒーロー一家5世代が魅力的で!5世代ですよ。
いくら早婚の家系とはいえ(笑)

ヒーローのマイク(45)と,超能力者のデボラが中心になって物語は進んでいきますが,同時にマイクの息子エヴァンのロマンスも進行していきます。エヴァンは戦争に行って,片目を失い大怪我をした男性。彼の話だけで1冊書いてほしいくらい魅力的です。同じことはマイクにも言えて,もったいなーい。

もう少し読者をじらしてほしかったなあ。

いや,面白かったんですけど。

最後に・・・・
冒頭の献辞が切ないです。