ふたりのアーサー〈1〉 ケビン クロスリー=ホランド

ふたりのアーサー〈1〉予言の石
ふたりのアーサー〈1〉予言の石

著:ケビン クロスリー=ホランド|出版社:ソニーマガジンズ|発売日:2002/05|単行本|4789718182|

アーサーは13歳。中世のイングランドに住む。家は裕福で大勢の小作人を雇っている。アーサーは,小作人の娘ガティと仲がよく仕事を手伝ってやったり,横暴なガティの父親からかばおうとしたりする優しく正義感が強い少年だ。アーサーの兄サールは,そんなアーサーを軽蔑し意地悪をする。アーサーは早く騎士見習になりたいと思っているが中々父親がうんといわない。読み書きを習い,弓の練習に励むアーサーにマーリンが黒い石を渡す。大事にしろと言って…黒い石はアーサーに物語るようになる・…""

1巻が細かく100章!に分かれていて細切れの感じは否めない。逆に言うとアーサーの日記のような感じで日々の積み重ねの中でアーサーが感じていること,イングランド地方の生活習慣などが描かれていて興味深い。何故,黒い石がアーサー王物語を語るのか,その運命がアーサーと重なる部分があるのは何故なのか,マーリンとこちらの世界のアーサーはどんな役割があるのか。1巻は謎を呈して終わったという感じ。感想は..まだ何とも言えない。二巻を読んでみないと…